東電はMickey mouse?

日本では,大企業が株式を持ち合うことで,相互に現経営陣を守りあっています.
そのため,日本では,株主総会で劇的な変化が起こるはずはなく,個人株主は育ちません.
WSJのコラム「日本企業の惰性の縮図、東電株主総会」は次のとおり述べています.
「持ち合いはこの国にまん延している悪い企業ガバナンスを助けている。
その結果、東電は引き続き社内の人間により経営・監督されることになった。この中には、最近まで福島原発の管理と全社的な原発の安全部門の統率をしていた人物もいる。同社の保守的かつ秘密主義的な企業文化を変えることは真の事業再編と同じくらい重要だが、どちらも社内から実現することはなさそうだ。」
東電は,本来であれば,経営陣の引責辞任,総入れ替えが必要なはずですが,退任は社長のみで他は再任という(海外からみれば)きわめて異常な事態になっています.
コラムは,東電のマークがミッキーマウスのシルエットに似ていると結んでいます.
「ミッキーマウスは、米俗語表現で「表だけ取り繕ったもの、無意味なもの」などを形容する際に使われることがある」という訳注がついています.
由来は,初期のディズニー映画の評判が悪かったからとか,ミッキーマウスの絵入りの腕時計が粗悪品だったからなど諸説があるようです.
日本のミッキーファンには,意外な話ですが.
谷直樹
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