医薬品等制度改正検討部会の坂田和江委員,「最終提言」を実現することが薬害防止への一番の近道
薬害肝炎検証再発防止委員会の最終提言を受け,医薬品等制度改正検討部会で,薬事法改正へ向けた議論がなされています.
「第三者監視・評価組織の創設」と「添付文書の法制化」が重要な柱です.
ところが,前回の医薬品等制度改正検討部会の模様をみると,学識経験者・専門家の発言には前提事実を誤認した的外れのものもあり,事務方が作成した資料にも疑問があります.
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◆ 坂田和江委員のインタビュー記事
キャリアブレインに坂田和江委員(薬害被害者)のインタビューが載っていました.
坂田和江委員は,次のとおり述べています.
「行政や製薬企業などの利害関係者から独立し、自ら発議権を持つ第三者組織が、行政の内側からは気付くことができないようなことを問題提起することが理想です。」
「薬害肝炎事件でも、添付文書に製薬企業が虚偽の記載を行ったことなどが大きな問題になりました。物質と情報が一緒になって、初めて薬なんです。添付文書は重要な情報の一つであり、海外では承認審査の対象であることを法的に明確化しています」
「わたし自身、薬害に遭い、インターフェロンとリパビリンが効きにくい難治のC型肝炎患者ですので、新薬に頼るしかない状況ですから、早く薬が欲しいという思いはあります。でも、きちんとしたエビデンスのある薬が欲しい。安全性が抜け落ちたような薬なら、要りません。」
キャリアブレイン「薬事法改正、坂田委員に聞く- 「最終提言実現は薬害防止への一番の近道」」ご参照
さすが薬害被害者だけあって,薬害防止のために何をすればよいのか,説得力があります.
谷直樹
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