“医師の増員”と“患者の安全”
日本の医師は,明らかに働かされ過ぎでしょう.
政府が医師人口抑制策を続けたことのしわ寄せがきていると思います.
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さらに,今後国民(患者)の高齢化が進むと,医師の仕事量は増えます.
医師の増員は必須と思います.
医師増員は,病院経営上の問題と医療費増大を伴います.それらが医師増員のブレーキになっている面があります.医師が増えても経営が成り立つ構造にする必要があります.医療費抑制政策とは真逆の方向です.
問題は医師の偏在にあり医師増員では解決しない,として医師増員に反対する意見もあります.しかし,医師の偏在を解消する具体的かつ有用な方策は示されていません.医師を増員し,かつ偏在を解消するのが正しい方向と思います.
医師増員により医師の質が低下する,という見方もありますが,質の低下を招かないように養成することは不可能ではないはずです.
医師不足の地域,診療科において,医療の質が低下し,患者の安全が脅かされている現状を考えると,医師増員は患者の安全に資すると思います.
医療訴訟のために,救急,産科等の医師不足(医療崩壊)がおきたという主張を聞くことがありますが,むしろ救急,産科等の医師不足,医療レベルの低下が医療事故・医療過誤の増加につながり,医療訴訟がおきている,と思います.産科補償制度の中で,医師として基本的な注意を遵守していない事例が報告されています.
医師増員により医療の現状が改善されることを期待いたします.
写真は,梅寿軒(下関市)のわかめ餅と梅最中です.
谷直樹
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