個人輸入薬,13%で副作用,2008年以降疑い含め死亡3例
朝日「個人輸入薬、1割の人に副作用 疑い例含め3人死亡」(平成23年8月23日)は,次のとおり報じています. 「
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インターネットのサイトなどから個人輸入した薬をのんだ人の1割に意識障害や血圧上昇などの副作用が起きていることが、厚生労働省研究班の初の調査でわかった。こうした薬の中には、有効成分の量が多いなどの偽造品も多いが、個人で輸入して使うことは薬事法で規制されない。厚労省は対策強化の検討を始めた。
研究班が薬を個人輸入した経験のある663人のうち、追跡調査に協力した157人に聞くと、13%が副作用を経験していた。薬の種類は、勃起不全(ED)治療薬が約3割で最多。育毛剤、ダイエット関連、睡眠薬が続いた。購入の理由は「安かった」が6割で、「病院に行かなくていい」が3割だった。
ED治療薬を販売している4社による調査でも、ネット上でED治療薬を買った276人の約4割が頭痛やほてりなど副作用のような症状を経験していた。
厚労省によると、2008年以降、タイのやせ薬をのみ、疑い例を含め3人が死亡した。10年6月に奈良県立医大病院にけいれんや意識低下を起こし運ばれた40代男性は、偽造ED治療薬をのんでいた。
有効性や安全性が確認されていない薬でも、1、2カ月分程度を自分の責任で輸入、使うことは薬事法では規制されない。厚労省の部会では、個人使用の場合でも副作用を報告する仕組み作りや、広告やネットの監視強化などを求める意見が出ており、同省は年内にも規制強化策をまとめる。」
医薬品の個人輸入は,自己責任とされ,今まで被害実態の散発的な報告(重大な健康被害も結構多い)はあっても,まとまった研究報告がなかったため,貴重です.
医薬品の個人輸入といっても,実際にはインターネットを通じて日本国内で流通しているのと同じ状況なので,また健康被害も多いので,規制強化が必要でしょう.
谷直樹
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by medical-law
| 2011-08-23 07:19
| 医療

