自民党・医療に関する小委員会で,無過失補償議論

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木村博承大臣官房参事官は,「医療事故の原因究明と再発防止は、制度として仕組まれなければならない。その強固な仕組みの上に、無過失補償制度が成り立つ」との考えを表明し,その上で、その仕組みについても「検討会の中で一定の結論を得る方向で努力していく」と述べたとのことです.
議員からは,「刑事(訴訟)にしないように金で処理するという感じがしてならない。まず刑事での問題をどうするかを考えないといけない」などの意見が出たそうです.
キャリアブレイン「無過失補償議論も「刑事での問題検討を」- 自民党・医療に関する小委員会」(平成23年9月13日)ご参照
自公政権下で「医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案」ができていながら,民主党政権に変わり,進展がないまま,厚労省が「医療の質の向上に資する無過失補償制度等のあり方に関する検討会」を立ち上げ,民事の無過失補償制度を検討していることに,自民党議員としては,言いたいこともあるでしょう.
医療安全調査委員会(医療版事故調)も,医療の質の向上に資する無過失補償制度も,患者の安全と医療の向上のために必要なものです.
政争の具にすることなく,どちらも実現していただきたい,と思います.
谷直樹
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