弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

10月2日,群馬県教育会館で,ハンセン病国家賠償訴訟判決から10年の記念集会

10月2日,群馬県教育会館で,ハンセン病国家賠償訴訟判決から10年の記念集会_b0206085_1927834.jpg平成23年10月2日午後2時から,群馬県教育会館で,「群馬・ハンセン病訴訟を支援し,共に生きる会」主催の記念集会が開かれます.
谺雄二さんの「人権のふるさとを創る~ハンセン病療養所の将来構想について」と題する講演があります.
入場無料,事前申し込み不要です.
お近くの方は是非ご参加を!

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東京新聞「ハンセン病国家賠償訴訟判決から10年  回復者の谺さんが講演」(平成23年9月15日)は,次のとおり報じています.

「ハンセン病差別に対する国の責任を認めた二〇〇一年の歴史的な国家賠償訴訟判決から今年で十年を迎え、記念集会が十月二日、前橋市大手町の県教育会館で開かれる。全国原告団協議会長を務める草津町の国立療養所「栗生(くりう)楽泉園」の回復者、谺(こだま)雄二さん(79)が差別と人権をテーマに講演する。

 この訴訟は回復者たちが一九九八~九九年、旧らい予防法に基づいて各地の療養所で強制隔離され、著しく人権を侵害されたとして、熊本地裁などで起こした。同地裁は二〇〇一年五月、患者の女性に強制した中絶などを「非人道的」と非難。「一九六〇年には隔離規定が人格権を定めた憲法に違反することは明白」と国の責任を認め、国に総額約十八億二千万円の支払いを命じ、確定した。

 谺さんは七歳で発病。母親と兄も発病し、東京の療養所に入所して強制労働させられた母親は終戦直前、餓死同然で亡くなった。兄もその数年後に死亡した。東京の療養所へ面会に来た父親は「ここは人間の住む所じゃない」と一時は家族を連れ戻したという。

 記念集会は県内の支援者ら約四百五十人で組織する「群馬・ハンセン病訴訟を支援し、ともに生きる会」(高崎市)などの主催。午後二時から、ハンセン病を学ぶ高崎健康福祉大(同)の学生たちがメッセージを発表するなどした後、谺さんが「人権のふるさとを創る~ハンセン病療養所の将来構想について」と題して講演する。

 同会の吉幸(よしこう)かおる事務局次長(77)は「回復者が高齢化する中、人権侵害の歴史を二度と繰り返さないように問い直したい」と来場を呼び掛けている。入場無料。事前予約は必要ない。 (菅原洋)」


谷直樹
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by medical-law | 2011-09-18 19:12 | 医療