11月6日,岡山弁護士会主催「ハンセン病のことを知っていますか?〜今も残る課題」

毎日新聞「日曜ひろば:ハンセン病国賠訴訟西日本弁護団代表・徳田靖之さん /富山」(平成23年10月23日)から,インタービューの一部を抜粋紹介いたします.

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「◆ 司法の責任。そして隔離政策を許し続けた社会の責任も忘れてはいけない。
この裁判にかかわったきっかけは予防法廃止後にもらった、1通の手紙。「人権とのかかわりが深い弁護士が何もしないのか」との指摘でした。判決でも隔離政策を合法と認めていた司法の責任には触れていません。またハンセン病と疑われた人の90%以上が隔離された背景には、戦後も全国で続いた「無らい県運動」があります。ハンセン病を恐ろしい伝染病だという大宣伝で、学校の先生が子どもを、または近所の人同士で密告が行われたのです。つまり社会が国家の人権侵害を手助けしたのです。今、私たち一人一人がその責任を自覚しないと、問題は解決しません。」
「◆ 療養所がなくても、差別はある。
療養所のない道府県でもこの問題に関わっていく方策として、まず帰りたくても帰れない出身者と県民全体とのつながりを築いてほしい。そして若い世代にハンセン病の歴史を勉強してほしい。今の原発問題に代表されるように差別問題は後を絶たず、二度とハンセン病のような悲劇を繰り返さないためにも、差別の連鎖を絶つ動きを盛り上げるべきなのです。」
◆ 岡山弁護士会主催「ハンセン病のことを知っていますか?〜今も残る課題 岡山弁護士会ハンセン病問題について考える集会」
岡山弁護士会主催「ハンセン病のことを知っていますか?〜今も残る課題 岡山弁護士会ハンセン病問題について考える集会」が,11月6日,岡山弁護士会館で開かれます.
入場無料,事前予約不要です.
基調講演;「ハンセン病と隔離政策」
徳田靖之先生がお話されます.
パネルディスカッション;「隔離政策による被害の実態と今後の課題」(長島愛生園と邑久光明園の両自治会長らも参加)
日 時:平成23年11月6日(日) 午後2時〜午後5時(開場 : 午後1時30分)
場 所:岡山弁護士会館2階 大会議室
問い合わせ:岡山弁護士会(086−223−4401)
谷直樹
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