予備試験の最終合格者発表

法科大学院を卒業すると司法試験受験資格が得られます.そして,司法試験を受けるのが通常の道です.
そのほかに,予備試験に合格すると司法試験受験資格が得られます.そして,司法試験を受ける別ルートがあります.
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11月10日,その予備試験の最終合格者が発表されました.
口述で不合格になったのは7名なので,大半の方はほっとしたようです.
受験データが法務省のサイトで公開されています.
6477人が受験し116人が合格しました.1.8%です.
法科大学院の2年間をとばすことができますので,実力のある大学生が受験し合格しているようです.大学生は,受験者1218名,合格者40名でした.大学生の合格率は高いです.
無職者は,受験者2153名,合格者32名でした.
公務員・会社員は,受験者1886名,合格者25名でした.
注目すべきは,「法科大学院生」です.受験者192名,合格者8名でした.
法科大学院生を卒業し,3回司法試験を受験し不合格になると,司法試験受験資格を失うので(これを通称「三振」といいます),その三振者が受験しているのではないか,と思われます.三振者の予備試験合格率は結構高いです.
これらの予備試験合格者が来年の司法試験を受けることになりますが,その合格率が注目されます.
私は,法科大学院制度と法曹増員はもうやめたほうがよいと考えますが,多数の考えではないようです.
谷直樹
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