薬害イレッサ東京高裁判決についての毎日,読売,朝日の各社説
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◆ 毎日新聞社説「イレッサ高裁判決 安全対策に逆行する」
「薬の副作用と因果関係がある可能性ないし疑いはあるが、完全には断定できないので法的な不法行為はない--。そう言われたら訴訟など起こせなくなると薬害被害者は思うに違いない。イレッサ訴訟東京高裁の判決はそういう内容だった。」
これが毎日新聞社説の冒頭です.
◆ 読売新聞社説「イレッサ判決 情報開示の徹底は国の責務だ」
読売新聞社説は,「副作用情報の医療現場への周知徹底」を強調しています.
◆ 朝日新聞社説「イレッサ判決―薬の安全高める責任」
朝日新聞社説は,①今回の判決がひとり歩きして安全への配慮がおろそかになる心配はないだろうか,と疑問を提起し,②知識のない医師も処方していたこと,十分な経験をもつ医師に使用を限るとの記載が添付文書に加わったのは、被害が広がった後だったことを指摘しています.
いずれの社説も正論ですが,「夢の新薬」と期待を煽ったのもマスコミです.
何か釈然としません.
谷直樹
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