オーストラリア連邦議会,下院も反喫煙法可決
オーストラリア連邦議会上院に続き,下院も,11月21日,反喫煙法案を可決しました.
この反喫煙法により,たばこ業者は,2012年12月より,タバコの箱にロゴやイメージカラー宣伝文句などを記載することができなくなります.
フィリップ・モリスのアジア法人(香港)は,国連国際商取引法委員会の仲裁規則に基づいて法的措置の手続きを始めたと発表し,巨額の賠償請求も辞さない方針を示した,とのことです.
共同通信「豪、たばこの箱から宣伝一掃 「世界初」の法案可決」(2011年11月21日)ご参照
広告の自由は,たしかに表現の自由の1つにちがいありません.
ですが,営利的表現は表現の自由のなかでも保護の程度が相対的に低いので,生命健康権のほうが優先され,本法案の違法性,違憲性は認められないと思いますが,今後に注目しましょう.
谷直樹
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