愛媛新聞社説,原発訴訟,司法の国策追従の過ちを指摘

「伊方訴訟は、その後の原発裁判の流れをつくってしまった。司法は、行政訴訟ならば原発の基本設計しか判断しない。行政に高度な裁量を認める。科学論争へ不用意に足を踏み入れない消極姿勢は延々と受け継がれていった。
多くの裁判官は国や専門家の主張に傾き、手続きに重大な落ち度がなければ「問題なし」という。結果として、司法は「安全神話」にお墨付きを与えてきたのが実態だ。
伊方訴訟は司法不信を決定的にもした。1号機の審理をほぼ終えた当時の松山地裁で担当裁判官の全員が不自然に交代した。この人事には最高裁の介入が指摘されている。言うまでもないが、司法の独立を自ら無に帰すような愚を繰り返すべきではない。」
「週刊金曜日」(10月7日号)の特集「原発事故を招いた裁判官の罪」は,実名をあげていましたね.
■安全にお墨付き与えた最高裁判事が東芝に天下っていた
■原子力安全神話に加担した全裁判官一覧
2011年12月8日,日本最大級の中央構造線・活断層から6キロメートルの地点にたつ伊方原発の運転差し止め訴訟が提訴されました.
これは,裁判所に正義があるのか,試されている訴訟です.
谷直樹
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