ピアニストのアレクシス・ワイセンベルク氏逝去

簡単に経歴をご紹介します.1929年ブルガリアのソフィアで生まれ,14歳でデビューし,神童と言われました.第二次世界大戦中は収容所に入れられ,アメリカに逃れました.1947年にレヴェントリット国際音楽コンクールで優勝し,ジョージ・セル指揮ニューヨーク・フィルハーモニックと共演しました.1956年から約10年間演奏活動を休止.1966年に復活し,1967年からカラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演しました.
アレクシス・ワイセンベルク氏の演奏は,硬質なタッチが特徴です.鋭く,透明で,曖昧なところがありません.
ドビュッシー,ラフマニノフ・・・など,普通はもっとソフトですが,ワイセンベルク氏の演奏で聴くと,別の魅力を感じます.
名ピアニストの名演奏が幾多あり,聞き慣れた曲ほど,ワイセンベルク氏の演奏の美しさに驚かされきます.例えば,月の光など.
万人向きではありませんが,この硬質なタッチの美しさは尋常ではありません.
谷直樹
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