タバコ病訴訟,3月14日の東京高裁判決を前に肺気腫の控訴人が呼吸苦で死亡

「タバコ病のない横浜裁判」を7年間ともに闘ってきた,控訴人の水野雅信氏が長い闘病生活の末2012年3月7日に横浜の病院で亡くなりました.
肺気腫は,呼吸細気管支と肺胞が拡張し破壊される慢性疾患です.
肺気腫患者のほとんどは喫煙者です.
水野氏は,「今日も元気だ,タバコがうまい」などと広告宣伝さていた時代に,タバコが肺気腫の原因となることを知らずに喫煙し,肺気腫となりました.
そして,肺気腫により肺の機能が失われ,呼吸ができず,治療の甲斐無く死亡しました.
水野氏は,肺気腫の呼吸苦について,陸にいて海で溺れる如し,と述べていました.
酸素不足で苦しい中,前回の期日,822号法廷で切々と陳述する水野氏の姿が思い出されます.
喫煙によって肺癌・肺気腫など「タバコ病」になった3人が,2005年1月19日、タバコ病のない社会をめざして、国と日本たばこ産業(株)を訴える裁判を横浜地裁に起こしましたが,これで2人が亡くなりました.
2010年2月1日東京高裁に控訴し,2012年3月14日14時の東京高裁判決(裁判長福田剛久判事)を目の前にしての死亡でした.
私たち代理人弁護士がいますので,裁判は中断することなく,予定通り判決言い渡しが行われます.
心よりご冥福をお祈りするとともに,遺志を受け継ぎ,タバコ病のない社会を目指す戦いを最後まで続けたいと思います.
谷直樹
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