医師がたばこを吸うのはおかしい

「今月1日から敷地内全面禁煙を始めた県立八重山病院は12日午後、院内会議室で職員を対象に講演会を開き、敷地内全面禁煙の徹底に向けた意識を高めた。講演会では、実際に精神科病院で全面禁煙に成功した南山病院精神科医師の辻下洋介氏が「いかにして全職員で敷地内全面禁煙を進めたか~南山病院での取り組み~」をテーマに約1時間、講演した。同病院では、「医療従事者はたばこを吸うべきでない」との信念から10年前に院長と患者5、6人で勉強会を開始。喫煙しているかどうかを調べる呼気中の一酸化炭素の濃度測定や禁煙講演会の定期開催、就業時間中の喫煙禁止の職務規定を設けるなどして、全医師、職員、患者へと禁煙を拡大、09年には全職員、患者の禁煙を達成した。
辻下氏は、南山病院での取り組みを紹介しながら全面禁煙を実行するための必要条件として▽リーダーのぶれない方針▽全医師が非喫煙者▽たばこがない環境整備-などを挙げた。
また、敷地内全面禁煙になってから▽火事のリスクが減った▽病院内がきれいになった▽業務の効率化が図れた▽たばこに関するトラブルがなくなった-とその効果を話した。
最後に辻下氏は「医師がたばこを吸って、患者にたばこをやめろと言うのはおかしい」と指摘。全面禁煙達成には、まず医療従事者から禁煙することの必要性を強調した。」
辻下洋介氏の指摘は,誠にごもっともです.
命と健康のために働く医師がたばこを吸うのはおかしい,と思います.
2012年3月14日14時に,東京高裁(裁判長福田剛久判事でタバコ病のない社会を目差す裁判の判決が言い渡されます.
谷直樹
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