日弁連会長選挙,再投票の結果,再選挙へ


にほんブログ村
◆ 得票数
再投票の得票では,山岸憲司先生が8558票,宇都宮健児先生が7486票でした。
宇都宮先生は,善戦し,1回目の投票より山岸先生との票差を縮めています.
◆ トップ弁護士会数
弁護士会数については,山岸先生は14弁護士会でトップでした.当選には4弁護士会足りませんでしたが,第1回投票より2弁護士会増やし,健闘しました.
山岸先生は,新たに第二東京弁護士会,山口県弁護士会,宮崎県弁護士会,旭川弁護士会,香川県弁護士会,高知弁護士会でトップになりました.
他方,1回目の投票で山岸先生がトップだった新潟県弁護士会,三重弁護士会,大分県弁護士会,釧路弁護士会では,今回宇都宮先生がトップでした.
とくに,新潟県弁護士会では,山岸先生は第1回が74票なのに今回67票でした.(宇都宮先生は56票から83票に増やしています.)
大分県弁護士会でも,山岸先生は第1回が53票なのに今回44票でした.(宇都宮先生は44票から54票に増やしています.)
釧路弁護士会でも,山岸先生は第1回が27票なのに今回25票でした.(宇都宮先生は25票から27票に増やしています.)
これらの弁護士会では,宇都宮陣営の反撃が奏功したのでしょう.(もし,山岸陣営がこれら4弁護士会を守り通していれば,山岸先生の当選でした.)
また,静岡県弁護士会では,両先生の投票数はともに133票と同数でした.
以上のとおり,弁護士会争奪の激しい戦いがうかがえる結果でした.
◆ 投票率
投票率は,残念ながらやはり低下し,57.24%でした.
投票率が高いのは,和歌山県弁護士会(91.80%),長野県弁護士会(87.82%),旭川弁護士会(83.72%)で,和歌山県弁護士会と旭川弁護士会では山岸先生がトップでした.長野県弁護士会では宇都宮先生がトップでしたが,山岸先生とは僅か8票差でした.これらの弁護士会では,両陣営の激しい攻防により,得票率が高くなったのでしょう.
他方,投票率が低いのは,わが第二東京弁護士会(35.03%),第一東京弁護士会(38.63%),横浜弁護士会(39.14%)でした.第二東京弁護士会,第一東京弁護士会では,山岸先生がトップ,横浜弁護士会では宇都宮先生がトップでした.
◆ 会員数と得票
会員数の多い上位4弁護士会では,山岸先生の得票が優りました。
1 東京弁護士会(会員6615,2572対960)
2 第二東京弁護士会(会員4265,838対630)
3 第一東京弁護士会(会員4093,1256対309)
4 大阪弁護士会(3853,1162対1012)
会員数5位から13位の弁護士会では,宇都宮先生の得票が優りました。
5 愛知県弁護士会(会員1536,201対549)
6 横浜弁護士会(会員1285,190対310)
7 福岡県弁護士会(会員983,126対323)
8 兵庫県弁護士会(会員704,126対261)
9 札幌弁護士会(会員633,122対220)
10 埼玉弁護士会(会員622,70対202)
11 京都弁護士会(会員577,96対214)
12 千葉県弁護士会(会員576,49対215)
13 広島弁護士会(会員474,123対144)
会員数14位の弁護士会では,得票は同数です。
14 静岡県弁護士会(会員378,133対133)
会員数15位から20位の弁護士会では,宇都宮先生の得票が優りました。
15 仙台弁護士会(会員374,77対169)
16 岡山弁護士会(会員310,91対109)
17 群馬弁護士会(会員235,56対74)
18 沖縄弁護士会(会員230,56対67)
19 新潟県弁護士会(会員228,67対83)
20 熊本県弁護士会(会員220,47対116)
会員数21位の弁護士会は,山岸先生の得票が優りました。
21 茨城県弁護士会(会員207,62対52)
会員数22位から28位の弁護士会では,宇都宮先生の得票が優りました。
22 長野県弁護士会(会員197,82対90)
23 栃木県弁護士会(会員171,33対70)
24 鹿児島県弁護士会(会員162,32対53)
25 岐阜県弁護士会(会員154,30対60)
25 福島県弁護士会(会員154,46対67)
27 三重弁護士会(会員151,44対49)
28 愛媛弁護士会(会員144,42対50)
会員数29位以下は,まだら模様です.
「開票結果仮集計」ご参照
再投票開票結果
谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
↓

にほんブログ村