茨城県の病院,職員がプロサッカー選手に関しtwitterに不適切な書き込みをしたことを謝罪
「弊院の女性職員が2012年5月18日、弊院にご来院されたプロサッカー選手に関し、twitter(ツイッター)に不適切な書き込みをなし、流出させていたことが、2012年5月19日に判明しましたのでお知らせ致します。
尚、今回の件につきまして、書き込まれた内容以外の情報(住所、電話番号等)の漏洩、私的利用はございませんでした。
又、弊院に受診歴のある患者様の個人情報漏洩及び私的利用の事実もございませんでした。
【経緯】
5月18日、twitter(ツイッター)上に複数回にわたり診療録の存在事実を投稿、弊院に匿名による指摘があり、投稿内容の確認をしました。
5月19日、投稿内容について本人へ事実を確認、ご迷惑をお掛けした選手、チームに対して、ご報告の上、お詫び致しました。
【本人への聴取について】
5月19日、弊院から本人及び関係者への事実確認を行ったところ、診療録の整理をしていた際、偶然プロサッカー選手の診療録を発見。帰宅後、twitter(ツイッター)上に複数回にわたり診療録の存在事実を書き込んだと話している。
【処分に関して】
弊院として、重大且つ極めて深刻な案件と判断し、弊院運営会議にて、該当職員の処分を決定する予定です。
【再発防止に向けた今後の対応策】
1.ソーシャルメディアサービスにおける不適切な書き込み防止委員会(委員長:田中直見院長)の即時立ち上げ及び啓発活動の実施。
2.顧問弁護士と連携し、弊院職員へのソーシャルメディアサービス利用に関する講習会の実施
3.ソーシャルメディアサービス職員利用規程の策定及び周知徹底
4.顧問弁護士と連携し、個人情報保護に関する講習会の実施
【院長、田中直見コメント】
弊院職員がtwitter(ツイッター)に不適切な書き込みをし、流出させていたという極めて深刻な事態を引き起こしたことを、心よりお詫び申し上げます。
また、ご迷惑をお掛けした選手、チーム、関係者の皆様に対し、心よりお詫び申し上げます。
今回のtwitter(ツイッター)への不適切な書き込みについて、医療機関及び医療従事者として、あるまじき行為であり、この事態を厳粛且つ真摯に受け止め、今後このようなことが繰り返されないよう、院を挙げて再発防止を徹底してまいります。
同選手、同選手のご家族様をはじめ、関係チームの皆様、ファンの皆様、弊院を受診されている様々な皆様にも多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。」
事務職員は,診療情報管理士とのことです.診療情報管理士とは,四病院団体協議会(日本病院会,全日本病院協会,日本医療法人協会,日本精神科病院協会)などが付与する民間資格です.
これは,善悪の区別もつかない者が診療記録を取り扱っていたわけで,本件は非常に特殊な例なのでしょうが,重大な問題です.
谷直樹
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