弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

厚労省,難病研究・医療ワーキンググループ(第3回)

厚労省の難病研究・医療ワーキンググループ(第3回)が,2012年6月18日,開かれ,意見書がまとめられました.

NHK「難病の医療費助成の拡大を」(2012年6月18日)は,次のとおり報じています.

「難病の患者への支援策の見直しを検討している厚生労働省の専門家会議は、現在は56の難病の患者に限られている医療費助成の対象を広げたうえで、症状が重い患者を重点的に支援する新たな制度を設けるべきだという意見書をまとめました。

これは、専門家や患者団体などでつくる厚生労働省の専門家会議がとりまとめました。
厚生労働省は患者の数がおおむね5万人未満と少なく原因が明らかになっていない病気を難病と指定し、現在は130の病気について、治療法の研究費用を助成しているほか、特に治療が難しい56の難病患者を対象に医療費を助成しています。
しかし数百種類あるといわれる難病の一部だけが医療費助成の対象となっているのは不公平だという指摘が相次いだため、厚生労働省が専門家会議を設置し対策の見直しを進めています。
18日にまとまった意見書では医療費を助成する対象を他の難病にも広げたうえで、中でも症状が重い患者を重点的に支援する新たな制度を設けるべきだとしています。
診断は専門の医療機関が行い、患者の情報を集めて治療法の開発にもいかしていくことが必要だとしています。
18日に出された意見を受けて、厚生労働省は年内にも新たな難病対策をまとめることにしています。」

患者の視点で,難病患者支援が行われることを期待いたします.

谷直樹

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by medical-law | 2012-06-19 00:11 | 医療