「第1回 世界・日本肝炎デーフォーラム」が開催されました
NHKニュース「初の「日本肝炎デー」 制度充実訴え」(2012年7月28日)は,次のとおり報じています.
「患者や感染者が300万人以上とされるウイルス性肝炎への理解を広げようと、ことしから国が定めた「日本肝炎デー」に合わせて患者団体がフォーラムを開き、治療費用を助成する制度の充実を訴えました。
この催しは、肝炎の患者団体が東京・渋谷区で開いたもので、はじめに全国の患者およそ2100人から回答を得たアンケート結果が報告されました。
この中で、60代以上の患者が80%を超え高齢化が進んでいることや、3人に1人が肝硬変や肝がんに進行し症状が重くなっている現状が説明されました。
続いて70代の患者が、「20代の輸血が原因でC型肝炎を発症し、肝がんに進行している。17年間続けた治療費は300万円ほどになり、今後も治療を続けていけるか不安だ」と述べました。
患者団体は、「肝炎の治療については医療費の助成制度もあるが、病状が進行し肝がんや肝硬変になった場合、助成制度の対象外となるケースも多い。国に今後、支援を検討してほしい」と訴えました。日本肝臓病患者団体協議会の米澤敦子常任幹事は、「患者の多くは、将来の不安を抱えて苦しんでいる。肝炎の治療に対する助成だけでなく、病状が進行したあとの対策も必要だ」と話しています。」
薬害肝炎訴訟全国弁護団代表の弁護士鈴木利廣先生は,「肝炎問題の本質と今後の肝炎対策」と題する講演を行いました.
国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究肝炎情報センター長の正木尚彦先生は,「世界の肝炎事情、肝炎治療の最新情報」と題する講演を行いました.テレプレビルより,TMC435,GS7977が期待できるということらしいです.
谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
↓
にほんブログ村