岡倉天心没後100年記念 近代から現代へ 日本画の巨匠たち -名作でたどる日本美術院のあゆみ-
安田靫彦「項羽」は,虞美人が自害する前,項羽の胸にすがる姿を簡潔な線で優雅に描いています。
小林古径「唐蜀黍」,太田聴雨「星をみる女性」,同「種痘」,北野恒富「夜桜」と大作が並んでいるのをみて,それぞれの日本画家の野心を感じました.
「唐蜀黍」は,線がとてもきれいです。
「星をみる女性」は天体望遠鏡の斜めの線が白っぽい着物の女性を引き立てていました.
「夜桜」は,主役は着物の女性で,夜桜は脇役です.そのため夜桜のほとんどが右側にある大胆な構図です.
展示期間は,9月23日までです.
谷直樹
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