海王星の日
1846年 9月23日は,フランスのアラゴArago氏の勧めでルヴェリエLe Verrier氏が計算し,その計算に基づき,ベルリン天文台のガレGalle氏が海王星を発見した日です.
なお,同じ頃イギリスのアダムズAdams氏も同様の計算を行いましたが,報告をうけたケンブリッジ天文台のチャリス Challis氏は,熱心に観測しなかったため,海王星を見ていながら気づきませんでした.
1989年のボイジャー2号の観測により,海王星のリング(環)とアーク(弧)の謎が解けました.
海王星の5つの環には,ガレGalle,ルヴェリエLe Verrier,ラッセルLassell,アラゴArago,アダムスAdamsの名がついています.
ラッセルは,海王星最大の衛星トリトンの発見者ラッセル氏にちなむものです.チャリス 氏は,海王星には名を残せなかったのです.
アダムズ環の5つのアーク(明るい部分)は,リベルテ(自由),エガリテ(平等)1,エガリテ(平等)2,フラテルニテ(博愛),クラージュ(勇気)と名付けられています.
1989年がフランス革命200周年であったことに由来する命名です.
良い命名です.
谷直樹
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