弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

21世紀出生児縦断調査及び21世紀成年者縦断調査特別報告の概況

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厚労省は,2013年3月21日,「21世紀出生児縦断調査及び21世紀成年者縦断調査特別報告の概況」を発表しました.

◆ 結婚

就業形態が無職、パート・アルバイト、派遣社員、契約社員・嘱託では、正規雇用の者に比べ、男女とも結婚を「絶対したい」と思う者が少ない

学卒直後の就業形態が無職だった場合、正規雇用の者に比べ男女とも20-29 歳では結婚が起
きにくい

男女とも、収入が高くなるほど結婚しやすい、特に男性の30 歳以上で顕著


◆ 第1子出生

妻の就業形態がパート・アルバイトや派遣社員・契約社員・嘱託では、正規雇用の者に比べ、第1子出生が起きにくい

妻の職場で育児休業制度がない又は育児休業制度があるかわからないと答えた者は、育児休業制度があると答えた者に比べ、第1子出生が起きにくい


◆ 第2子出生

第1子出生後に夫の育児参加が多いほど第2子出生が起きやすい傾向

第1子出生後に妻の子育ての不安や悩み・育児負担感が大きいほど第2子出生が起きにくい

結婚当初の希望子ども数を実現する割合は約7 割



マクロにみれば,出生率の低下は雇用・経済等の環境要因によることがわかります.

谷直樹
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by medical-law | 2013-03-22 03:35 | 福祉