弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

抗がん剤情報収集に関するアンケート調査

ミクス「情報少なく新薬処方できず 約半数の医師が経験 抗がん剤治療で」(2013年3月25日)は,次のとおり報じました.

がん治療を行なっている医師を対象に「抗がん剤情報収集に関するアンケート」調査を、市場調査のインテージが実施し、3月21日発表した。処方薬剤を検討する際に最も困っているのは「診療ガイドライン通りの処方が最適なのかどうか迷うケースがある」(74.7%)で、次いで「エビデンスの少ない新薬についての情報が少ないため、なかなか新しい薬剤の処方ができない」(47.4%)だった。ガイドラインやエビデンスだけでは対応が難しい日常診療をサポートする情報の必要性が示された。

調査は、グループ会社アンテリオのドクターウェブパネルを利用し、がん患者を10名以上診療している全国のがん拠点病院および一般病院の勤務医95名を対象とがん患者を10人以上診療している全国のがん拠点病院と一般病院の勤務医95人を対象にインターネットで行ったもの。

処方判断を迷った時、最先端の医療機関(国立がんセンター、がん研有明病院など)での処方例の情報提供が受けられるとしたら、受けたいかを尋ねたところ、「是非、利用したい」 (26.3%)、「利用したい」(53.7%)と、約8割が受けたいとの意向を示した。

処方薬剤を検討する際、医師が参考にしている情報のトップ3は「エビデンス、治療成績」(94.7%)、「診療ガイドライン」(92.6%)、「論文、文献」(69.5%)だった。」


多くの医師がガイドラインを参考にしていることが分かります.医師が診療ガイドライン通りの処方が最適なのかどうか迷ったときに,最先端の医療機関に相談できるシステムがあるとよいですね.

谷直樹

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by medical-law | 2013-03-26 02:38 | 医療