弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

乳がん患者の生存率と飲酒

いままでの常識とは異なり,米フレッド・ハチンソンがん研究所のポリー・ニューコム氏らが,乳がん患者約2万5000人を平均11年にわたって追跡調査した報告によると,乳がんと診断される前に週当たり3~6杯のアルコールを摂取していた患者は、乳がんで死亡する確率が15%低く,心疾患を発症する確率が25%低い,とのことです.

CNN「乳がん患者の生存率、適度な飲酒で向上も 米研究」(2013年4月11日)は,「アルコールは乳がんのリスクを高める要因として知られているが、・・・乳がんと診断された後にアルコールを飲んでも、適度な量なら生存率には影響しないようだと同氏は話している。」とのことです.

飲酒は血中のエストロゲンの量を増やし,乳がんの再発につながりやすいと思っていましたが,簡単な話ではないようです.

谷直樹

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by medical-law | 2013-04-11 14:21 | 医療