藤圭子さんと宇多田ヒカルさん
人は相談する人がいないから自殺するのではなく,病気が人を孤独にし自殺させるのです.詮索は無意味です.
藤圭子さんは,デビュー当時,浪曲師の父と失明した母に連れられ貧しく札幌雪祭りで歌っていたところをスカウトされた,と紹介されていました.薄幸の美少女に15,16,17とわたしの人生暗かった,と歌わせた「圭子の夢は夜ひらく」は,大ヒットを記録しました.藤圭子さんはたしかにすごい歌手でした.
ただ,私は,当時17歳で,情念,恨念といったものは苦手でしたし,不幸話をからめた売り方は嫌いでした.
宇多田ヒカルさんの詞と曲はだいたい無条件に好きです.
Automatic
time will tell
Movin' on without you
First Love
Addicted To You
For You
Wait & See ~リスク~
Can You Keep A Secret?
traveling
光
SAKURAドロップス
COLORS
Keep Tryin'
Goodbye Happiness
主題歌,CMソングもあり,その意味では商業的ですが,それを制約とせずに素をだしていて,詞もいいですし,曲もいいです.
「春の夜の夢のごとし 風の前の塵に同じ」と平家物語を引いたり(traveling),「将来国家公務員だなんて言うな 夢がないな」(Keep Tryin')と歌ったり,自由自在でいいです.
「最後のキスはタバコのflavorがした」(First Love)は,ちょっとなんですけど.
宇多田ヒカルさんは1998年12月に「Automatic/time will tell」(ダブルミリオン)で鮮烈なデビューをしました.
1999年1月に横浜市立病院患者取り違え事件,2月に都立広尾病院事件がおき,医事事件が注目され急増しました.私は,その年,谷直樹法律事務所を開き,患者側で医事事件に取り組みはじめました.Movin' on without you,First Love,Addicted To You は,その独立開業の年のことを想いおこします.
今回のことが宇多田ヒカルさんに与える影響が気がかりです.
【追記】
Hikki's WEBSITE8月22日の朝
谷直樹
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