弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日本小児整形外科学会、先天性股関節脱臼の早期診断へ実態調査

売新聞「赤ちゃん股関節脱臼、診断遅れ増加?実態調査へ」(2013年10月7日)は、次のとおり報じました.

「赤ちゃんの時に脚の付け根の関節が外れる「先天性股関節脱臼」で、診断が遅れて治りにくくなった患者が目立つとして、日本小児整形外科学会は実態調査に乗り出した。

 早期診断を徹底するため、専門家が作成した統一のチェックリストを3か月健診で導入するよう呼びかけている。

 先天性股関節脱臼は女の子に多い。生まれつき関節がはずれやすく、出生時には異常は見られなくても、その後に脱臼するケースが大半だ。

 脚を締め付けずにおむつをしたり、脚をM字に開いて正面から抱いたりするなど、日常的な工夫で脱臼を回避できる。啓発の効果や少子化で、患者数は数十年前の10分の1(1000人中1~3人)まで激減した。

 しかし、同学会によると、患者減少で知識のある医師や保健師が減ったため、0歳児の定期健診で見つからず、歩き始めてようやく異常に気づく例が報告されるようになった。生後3か月程度で治療すれば治りが早いが、1歳過ぎてからでは関節が外れたまま成長が進み、治りにくくなる」


日本小児整形外科学会のサイトの公開資料には
[乳児股関節健診の再構築にむけて]
■乳児股関節健診推奨項目
■先天性股関節脱臼予防パンフレット
が載っています.

「仰向けで寝ている時は; M字型開脚を基本に自由な運動を

抱っこは;正面抱き 「コアラ抱っこ」をしましょう

向き癖がある場合は; 反対側の脚の姿勢に注意しましょう」


と呼びかけています.


谷直樹

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by medical-law | 2013-10-08 00:31 | 医療