弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

伊東市で診療所を開業する男性医師が結核を発病

読売新聞「医師結核で県が相談窓口」(2013年10月16日)は、次のとおり報じました.

「伊東市で診療所を開業する50歳代の男性医師が結核を発病したことを受け、県は15日、庁内と熱海保健所に相談窓口を開設したほか、県医師会に対し、職員の健康管理と院内感染対策の徹底を求める通知を出した。17日には伊東市和田の市観光会館でこの医師から診察を受けた患者635人を対象に説明会を開催する。

 県疾病対策課によると、医師は8月中旬からせき込み始めたが、9月も症状が続き、同25日に同市の夜間救急医療センターに勤務後、発熱などがあった。同26日に診療所で自らレントゲンを撮影し、肺に結核の症状を発見。別の病院を受診し、今月2日に結核と診断されて入院した。感染ルートは分かっていない。

 医師はこの間、マスクをせずに伊東市545人、東伊豆町37人、河津町3人、伊豆市2人、浜松市1人の県内患者588人、9都道県の患者36人ら男女635人(住所未確認11人含む)を診察した。医師以外で症状を訴えている人は確認できていないという。

 県は8月1日から診察を中止した9月26日まで、結核を感染させた可能性があると判断。患者に説明会の案内書を発送したほか、免疫力がない乳幼児5人と糖尿病患者ら96人、2回以上受診した285人、医師の家族と職員計4人、夜間救急医療センター職員10人を優先的に健康診断する。

 熱海保健所の三間屋純一所長は15日の記者会見で、マスクを使用せずに診察したことについて「(医師としての自覚が)欠けていたことは否めない」と批判した。」



結核と診断できる前であっても、咳がある以上マスクをするのが常識でしょう.


谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2013-10-17 02:35 | 医療