徳島県立中央病院、約10センチのポリ塩化ビニール製の管を体内に置き忘れ、23万2900円賠償
「徳島県立中央病院(徳島市)で昨年6月に行われた手術で、男性患者の体内に医療器具のポリ塩化ビニール製の管(直径7~8ミリ、長さ約10センチ)1本を置き忘れる医療ミスがあったことがわかった。
手術後のX線検査で判明し、すでに除去しており、患者に健康被害はないという。
県病院局によると、胸腔きょうくう鏡下手術で、医師が患者の胸部に管を挿入したまま縫合。4日後のX線検査で判明し、その4日後に再び手術を行って取り除いた。管は血液などを体外に排出するための器具で、患者側には損害賠償として、23万2900円を支払ったという。県病院局は「患者の方には迷惑をおかけして申し訳ない。事故防止に向けて取り組む」としている。」
胸腔鏡下手術に集中し、終わってほっとしたときに注意力が途絶えて置き忘れが生じたのかもしれません.置き忘れ自体も問題ですが、置き忘れを点検しなかったことも問題と思います.再発防止のために点検を徹底していただきたいと思います.
なお、健康被害はないとのことですが、除去の手術を要したわけですから、精神的損害にとどまらない「損害」が生じています.23万2900円は、その損害も含めての賠償と考えられます.
谷直樹
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