弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

膵臓がんの早期発見のための検査方法を15歳の少年が開発

独立行政法人がん研究センターのサイトには、
「膵臓がんを起こす危険因子としては、糖尿病、慢性膵炎、肥満、喫煙などがあげられています。これらのうち、喫煙は確立した危険因子です。
わが国では、毎年28,000人以上の方が膵臓がんで亡くなっています。しかし、残念なことに、その診断と治療はいまだに難しいことが知られています。膵臓は体の深部に位置し、胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆のう・脾臓などに囲まれているため、がんが発生しても見つけるのが非常に難しいのです。その上、どんな人が膵臓がんになりやすいのかもよくわかっていません。また、早い段階では特徴的な症状もありません。このため、胃がんや大腸がんのように早期のうちに見つけることは難しく、膵臓がんとわかったときにはすでに進行していることが多いのです。」

と書かれています.
つまり、すい臓がんは、発見したときはすでに手遅れになっていることが多いがんです.

ところが、15歳の少年が、インターネットを駆使して、すい臓ガンになると検出される8000種類のタンパク質の中から初期の段階全ての患者で高値にくなるマーカーとして「メソテリン」たどり着いた、そっして生物学の授業中にカーボンナノチューブと抗体を組み合わせることを思いつき、200通の手紙を研究所に送り、関心をもった唯一つの研究所で3セントの費用で5分でテストできる紙に仕上げた、2から5年後には実用化できそう、と報じられています.

自由な発想はすばらしいですね.

TED 「ジャック・アンドレイカ: 有望な膵臓がん検査 ― なんとティーンエージャーが開発」ご参照.

谷直樹

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by medical-law | 2013-11-14 01:25 | 医療