医療安全情報No.87足浴やシャワー浴時の熱傷
「事 例 1
意識障害のある患者に足浴をする際、看護師は手袋を装着したまま湯の温度を確認し、実施した。その後、患者の皮膚を確認したところ、両下腿から足底にかけて水疱を形成し、熱傷を生じていた。
事 例 2
意思疎通がまばたきしかできない患者のシャワー浴をする際、入浴介助者は手袋を装着したまま湯の温度を確認し、患者の下半身にかけ湯を実施した。シャワー浴終了時、患者の右大腿部が赤いと感じた。病室に移動後、皮膚を確認したところ、右側腹部から右下腿と陰のう部に発赤、下腿の一部に表皮剥離を認め、熱傷を生じていた。
事例が発生した医療機関の取り組みは、
患者に湯を使用する前に、以下の方法などで湯の温度を確認する。
○温度計で測る。
○実施者の上腕内側の皮膚で確認する。」
一手間かかりますが,回避は容易です.
弁護士 谷直樹
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