北九州市立医療センター,手術ミスで神経損傷1800万円の損害賠償(報道)
「北九州市は4日、市立医療センター(小倉北区)でリンパ節の摘出手術を受けた市内の40代女性に、右腕に力が入らないなどの後遺障害を負わせたとして、1800万円の損害賠償を支払う方針を明らかにした。市が同日、市議会運営委員会で説明した。
市病院局によると、女性は2010年1月、右首のリンパ節の一部を摘出して腫れの原因を調べるため、耳鼻咽喉(いんこう)科の60代男性医師の手術を受けた。だが、術後は発熱や右腕のしびれなどが治まらずに5日間入院。その後も通院治療を続けたが改善せず、11年にほかの病院で診断を受けた結果、脳から右腕に動きを伝える神経が炎症を起こしていることが確認された。
病院側は12年7月、女性に手術の際の過失を認めて説明し、示談交渉を進めていた。女性は今も右腕に力が入らない状態という。
医療センターの有馬透・総括副院長は「手術にミスがあり、後遺障害が起きたことを大変重く受け止めている。より慎重に手術を行い、再発防止に努めたい」と陳謝した。」
本件は,頸部リンパ節生検術で神経損傷が生じた事案のようですが,このような場合は手技上のミスが推認されるのではないかと思います.
谷直樹
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