春日井市の病院,医師間の情報共有ミスによる肺がん診療の遅れ,名古屋高裁で和解へ(報道)
「情報共有不十分 肺がん治療に遅れ
愛知県春日井市民病院の医師間の情報共有が不十分で肺がん治療が遅れたとして、70代で亡くなった市内の男性の遺族が市に4944万円の損害賠償を求めた訴訟で、市は10日、市が遺族に1千万円を支払うことで和解すると発表した。17日開会の市議会定例会に議案を提出する。
病院によると、男性が2008年11月、救急外来で腹部のコンピューター断層撮影(CT)検査をした際、放射線科医師が右肺に結節(しこり)を見つけたのに翌日、男性が消化器科で診断を受けたときにカルテの更新が間に合わず、結節の情報が添付されなかった。
男性は10年9月、同病院で胸のCT検査を受け、肺がんが発覚。11年9月に亡くなった。遺族は08年に分かった結節の告知や生体検査がないことで治療が遅れたとして、11年11月、市を相手取って提訴。今年3月に名古屋高裁で和解が提案された。
市民病院管理課は「医師間で情報をしっかり共有したい」としている。」
医療裁判では,ミス(過失)が明らかでも,因果関係が争いとなると,高裁までもつれこむことがあります.
谷直樹
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