弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

静岡市立清水病院,カテーテル抜去時時に空気が入り脳空気塞栓症を発症し翌月死亡した事案で示談(報道)

時事通信「病院側が4000万円賠償=83歳死亡の医療事故―静岡」(2014年6月18日)は,次のとおり報じました.

「静岡市立清水病院(清水区)で昨年1月に人工透析を受けた男性=当時(83)=が死亡した事故で、同病院は18日、病院側が過失を認めて遺族に4000万円の賠償金を支払うと発表した。

 同病院によると、男性は昨年1月に透析治療を受けたが、カテーテルを抜いた際に血管に空気が入り、脳空気塞栓症を発症。別の病院に搬送されたが、翌月死亡した。」


脳空気塞栓症は,医療行為により発症することの多い疾患(医原性疾患)です.
本件は,首の静脈のカテーテルの抜き方についてミスがあったものと考えられます.


谷直樹

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by medical-law | 2014-06-18 18:29 | 医療事故・医療裁判