人工呼吸器の欠陥で自宅療養中の患者が死亡したとして遺族が製造会社と貸し出した国立病院機構を提訴
「筋ジストロフィーで自宅療養していた男性=当時(31)=が死亡したのは人工呼吸器の欠陥が原因だとして、遺族が製造会社「パシフィックメディコ」(東京)や呼吸器を貸し出した国立病院機構などに計1千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状などによると、男性は平成19年から人工呼吸器を自宅で使っていた。昨年4月11日朝、のどにつなげる呼吸器のチューブが外れて呼吸できなくなっているのに母親が気づき、病院に搬送したが同日夜に亡くなった。チューブが外れたことを知らせる警報は鳴らなかったという。
遺族側は訴状で「チューブと警報の構造に欠陥があった」として、製造会社には製造物責任法に基づく賠償責任があると主張。国立病院機構に対しては「呼吸器の使い方の指導が不十分だった」と訴えた。」
谷直樹
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