兵庫県の病院、CVポートからの抗がん剤漏れのため後遺症の事案で1300万円で和解(報道
「兵庫県病院局は17日、加古川市の県立加古川医療センターで2012年に起きた医療事故について、患者の60代女性に賠償金1300万円を支払い和解する、と発表した。
同局によると、女性は乳がんで12年10月に右胸の切除手術を受け、12月に抗がん剤の投与を受けた。しかし左胸に埋めた「CVポート」という器具から点滴針が外れ、抗がん剤が皮下組織に漏出。これが原因で左胸が壊死し、切除を余儀なくされた上、あざや肩の関節可動部分の後遺障害が残ったという。
投与中、女性は何度か痛みを訴えたが、医師らの発見が遅れたという。同局は病院側の過失は免れないとして和解することとした。(岡西篤志)」
CVポートからの抗がん剤漏れは、重大な結果になりますので、早期に発見する注意義務があります.
一般に、早期に発見する注意義務に違反したCVポートからの抗がん剤漏れ事故は、病院の責任が明らかなので、損害論(賠償金額)が争点となることが多いです.
谷直樹
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