千葉県にある病院,腹腔鏡補助下胃切除術後の敗血症死亡事案で提訴される(報道)
「腹腔(ふくくう)鏡を使った胃の手術で、誤ってすい臓を傷つけられ夫が死亡したとして、妻(75)=銚子市=ら遺族が手術した国保旭中央病院(旭市)を運営する旭市を相手取り、慰謝料など約4600万円の損害賠償を求め千葉地裁に提訴していたことが4日までに分かった。
訴状によると、男性=死亡時(71)=は早期胃がんと診断され、2010年1月下旬に同院で腹腔鏡下手術を受け胃を切除したが、2日後にすい液漏れが発覚。その日のうちに開腹手術を受けたが、敗血症を発症し約1カ月後に死亡した。
執刀した医師が術中に電気メスの操作を誤り、すい臓に3カ所の傷を付けたと主張。すい液が漏れ、腹腔内の臓器や血管を溶かしたため敗血症が発症したという。敗血症はすい液の除去や損傷部位の切除で予防できるが、同院がこれを怠り、術中と術後処理の2段階の過失があるとしている。
同院総合患者相談室の担当者は、医療ミスを否定した上で「遺族に説明を繰り返したが理解されず残念。誠意をもって訴訟に臨む」と話している。」
膵液漏れは,腹腔鏡補助下胃切除術でリンパ節郭清を行う関係で起きうる合併症ですから,誤ってすい臓を傷つけたために膵液漏れが起きたという立証は結構大変なのではないでしょうか.感染症の管理が適切だったかは,膿瘍ができるのでドレナージを行うなど,具体的な診療内容次第でしょう.
谷直樹
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