「駅 STATION」の名場面~昭和54年紅白の「舟唄」
映画「駅 STATION」(昭和56年)に、高倉健さんと倍賞千恵子さんが居酒屋で紅白を観る場面があります.
流れるのは、八代亜紀さんの「舟唄」です.
八代亜紀さんは、昭和54年にはじめて紅白の大トリとして「舟唄」を歌いました.
観客は2年前の紅白の八代亜紀さんの姿を記憶にとどめているので,カメラはその姿を写さないのです.
高倉健さんと倍賞千恵子さんと八代亜紀さんでなければ、そして昭和54年の紅白の「舟唄」でなければ成立しないシーンでした.
今はテレビをつけること自体少なくなり,大晦日に紅白を見る習慣はなくなりましたが,昭和の時代は違ったのです.
ちなみに、八代亜紀さんは、「ジュリー・ロンドンっていうのは私にとって「歌手になりたい」と思った原点なんです。」と述べています.「ジュリー・ロンドンの「クライ・ミー・ア・リヴァー」がクラブ歌手だった頃の十八番だった」そうです.
「舟唄」と「Cry Me A River」、通じるものがあると思いませんか.
谷直樹
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