謹賀新年~皆様の御健康と御多幸をお祈り申し上げます
謹んで新春の寿ぎを申し上げます.
2014年も『看護業務をめぐる法律相談』(編集/看護法務研究会 代表/荒井俊行弁護士、新日本法規出版)の増補を共同執筆いたしました.
厚生科学研究「たばこ規制枠組み条約を踏まえたたばこ対策に係る総合的研究」(中村班)にも参加し研究報告を行いました.
2014年6月に,医療問題弁護団の副幹事長・班長の任を後輩に譲り,自分自身は事件活動と研究に傾注できる体制を整えました.
また,医療問題弁護団のなかでも選りすぐりの優秀な若手弁護士に調査・訴訟の共同受任をお願いするように心がけました.
そのため,事件対応については、かなり充実した体制を構築できたと思います.
とは言っても,医療過誤事件の御相談御依頼は年々増加傾向にあります.
医療弁護士は,ビジネス弁護士ともいわゆるマチ弁とも異なり,専門的な職人です.同種事件の経験は有益ではありますが,同じ診療科・同じ疾患・同じ類型のミスであっても1つ1つ事案が違い,地道な手作業による立証がかなりの部分を占めます.漫画家がアシスタントに背景のペン入れを指示しても人物は自分で描くように,医療専門弁護士として,どうしても自分自身でないといけないこともかなりの部分あります.しかも,患者側冬の時代を経て,医事訴訟の水準は向上し,患者側弁護士にはより高い水準の立証・新しい立証技術が求められています.
そこで,今年は,仕事の質を維持し,スピードアップをはかるために,累積100件以上受任する事態は絶対に避けたく,大変心苦しいのですが,御相談御依頼をお断りさせていただくことも増えるかもしれません.ご諒承いただきたくお願い申し上げます.
さらに,2015年は,個々の事件活動のみならず,患者側弁護士全体のレベルアップのために書籍の執筆・編集にも力をいれていきたいと思います.
末筆ながら,皆様の御健康と御多幸をお祈り申し上げます.
本年もご支援ご指導のほど,よろしくお願い申し上げます.
谷直樹
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