医療保険制度改革関連法案,衆議院本会議可決
問題点についての討議が十分なされないまま,一括法案ということで拙速に可決された感があります.
なお,薬害オンブズパースン会議のサイトには「患者申出療養」に関する見解が公表されています.
「患者申出療養(仮称)への疑問と問題点」として次の7点をあげています.
「1)例外措置にふさわしい対象患者の限定はあるか
2)このシステムで安全性・有効性のチェックは本当に可能なのか
3)エビデンスの質の確保や利益相反の管理はできるのか
4)「患者申出」によるとあるが、誘導ではない本当の意味でのインフォームド・コンセントは可能か
5)薬害を予防し、事後検証できるシステムとなっているか
6)将来の承認への道筋はついているか
7)未承認薬の適正な価格決定への手立ては明確になっているか」
谷直樹
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