弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日弁連情報問題対策委員の弁護士清水勉先生,マイナンバー制度を斬る

高知新聞「マイナンバー制度「違憲」 日弁連情報問題対策委員の清水弁護士に聞く」(2015年6月15日)に,弁連情報問題対策委員の弁護士清水勉先生のインタビューが載っていました.
 
「例えば、レセプト(診療報酬明細書)から差別につながる病歴が分かるかもしれない。リベンジポルノも悲惨だ。画像をマイナンバーと関連させてばらまけば、何十年たっても切り離すことができない」 
「違憲だ。話にならない。個人の意思で変更可能な住基ネットと違い、マイナンバーは生涯不変で、民間企業も入る。プライバシーの侵害性は住基ネットの比ではない」 
「情報漏えいの被害は分かりにくい。だから『どうでもいい』と考える人が圧倒的に多い。切実な問題を抱えている人は少数派で、自分が被害に遭っても恥ずかしくて言えない。個人情報は、個人が幸せになるために使うべきで、人を追い詰めるために使うべきではない。情報はどちらにも使えるので制度設計する側が、慎重に考えなければならない。便利というだけで推し進めるのは根本的に間違っている」


相変わらず舌鋒鋭くマイナンバー制度を斬っていました.
マイナちゃん,怖いですね.

谷直樹


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by medical-law | 2015-06-15 21:50 | 人権