公益社団法人日本産科婦人科学会の4代目理事長に藤井知行先生が就任
藤井知行先生は、従前の課題に加え、次の3点の重要課題を挙げています.
1.女性の健康増進と少子化対策に積極的に貢献すること
2.産婦人科新人医師の減少に歯止めをかけ、地域間格差を減少させ、我が国の産婦人科医療の未来像を示すこと
3.国際化を推進し、世界、特にアジアの国々から産婦人科のリーダーと認められるようになること
「少子化とその背景にある女性の健康問題は必ずしも国民の理解を得られていない」と指摘しています.
「産婦人科になる医師が一時増加していたのにまた減少した最大の理由として、初期研修において産婦人科が必修でなくなったことが挙げられています。」「産婦人科を志す医学部卒業生を増やすためには、どのような教育方法がいいのか検討し、全国の大学に提示したい」とのことです.
産婦人科医配置の地域間格差については、痛みを伴うものもあるが医療改革委員会の緊急提言以外に方策はない、とのことです.
アジアなどの開発途上国を支援するという立場に立ち、特に若い先生方が積極的に教育講演に行くことにより、日本の高い学問、医療レベルを認知してもらえるようにしたいとのことです.
産科事故を減少させるには,ガイドライン等の遵守と周産期センターの充実が必要と思います.
課題が山積している産婦人科医療ですが、藤井知行先生の積極的な姿勢に期待します.
谷直樹
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