神戸大学医学部附属病院,再使用禁止のカテーテルの一部を再使用していたことを公表
「本年4月に、神戸大学医学部附属病院において、「再使用禁止」とされている医療材料(診断用電極カテーテル、治療用アブレーションカテーテル)の一部を初回使用後に滅菌処理し、一部の患者さまに再使用していたという事実が判明いたしました。
この件を確認後、直ちにこのように滅菌処理したカテーテルを回収、関係する診療科等に単回使用医療材料の取扱いの周知徹底及び再使用の中止を命じました。
現在、単回使用医療材料の再使用の実態調査と患者さまの健康被害等の調査を行っております。
現時点における調査結果では、感染症(肝炎ウイルス等)を有する患者さまに使用したカテーテルを再使用したという事実はなく、滅菌処理したカテーテルは1回のみの再使用で、その後すべて廃棄しておりました。また、カテーテルの滅菌処理は、決められた手順に沿って適切に行われており、現在のところ健康被害等の報告はございません。
本院といたしましては、改めて職員への注意喚起及び周知徹底を行うと共に、さらなる医療の質向上に向けて取り組んでまいります。」
そもそも再使用禁止の認識がなかったのか,認識はあったけれども滅菌すればよいと思ったのか,原因,背景事情が明らかにされることを期待します.
谷直樹
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