弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

レーシック手術」を受けた患者9人が東京地裁に提訴(報道)

日テレ「レーシック手術で後遺症 患者ら病院側提訴」(2015年10月30日)は,次のとおり報じました.
 
「レーザーで目の角膜を削り視力を回復する「レーシック手術」を受けた患者9人が手術の結果、後遺症が残ったとして、7800万円余りの損害賠償の支払いを求め、集団提訴した。
 東京地裁に訴えを起こしたのは、○リニックと○眼科で視力を回復するレーシック手術を受けた20代から50代の男女9人。
 訴状によると、原告らは、2つの病院でレーシック手術を受けた後、目の痛みや視界のぼやけ、目が乾くドライアイなどの症状が出たという。
 原告らは、2つの病院は事前に手術の後遺症について説明せず、日本眼科学会の定めるガイドラインに違反して角膜を削りすぎていたとして、総額7800万円余りの損害賠償の支払いを求めている。
 ○クリニックと○眼科については、去年12月に既に患者12人が集団訴訟を起こしているが、弁護団によると、病院側は「事前にきちんと説明し、医学的にも問題はなかった」と全面的に争う姿勢を見せているという。」


ガイドライン違反の治療行為に因り後遺症が残ったとすれば,責任があるように思いますが,裁判所の判断に注目したいと思います.
なお,レーシック手術過誤事件は,当事務所では扱っていませんので,被害に遭われたと思われる方は医療問題弁護団(電話03 5698 8544)へご相談ください.


 谷直樹


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by medical-law | 2015-10-31 00:29 | 医療事故・医療裁判