弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

中央大学中長期事業計画「Chuo Vision 2025」を策定

私が中央大学に入ったころ、学生たちは多摩への移転に反対していました.しかし、法学部だけは後楽園キャンパスへ、という提案もごく一部にありました.が、結局、1978年4月、文系4学部(法・経済・商・文)は多摩校地へ移転しました.駿河台キャンパスの跡地には、現在、三井住友海上火災保険株式会社の本社ビルが建っています.売却にあたっては三井不動産の江戸英雄氏の関与があったとの話でした.

歳月が流れ、法学部の都心復帰計画が発表されました.
学校法人中央大学(理事長;深澤武久元最高裁判事)は、創立130周年を機に、今後10年間の「中長期事業計画(Chuo Vision 2025)」を策定しました。
計画は、
1.学部増設による総合大学としての魅力向上
2.二大キャンパス体制の形成
3.グローバル化の推進
が3本柱で、
2の中に、文系学部の一部(法学部)の都心キャンパスへの移転があります.

学生増加で校外にキャンパスを創設した大学が,少子化で都心に回帰し,志願者を増やしていますので,中央大学もその流れになったのでしょう.

ちなみに,校名の「中央」は,穂積陳重氏,増島六一郎氏らが学んだロンドンの法曹院ミドル・テンプル (The Honourable Society of the Middle Temple)からとったという説があります.


谷直樹


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by medical-law | 2015-11-11 01:37 | 日常