新潟市,救急車出動遅れで80万円和解(報道)
「2013年に母親(当時78歳)が脳梗塞(こうそく)の後遺症で死亡したのは、救急車の出動が遅れたためだとして、遺族の男性が新潟市に対し、約3400万円の賠償を求めて新潟地裁に起こした裁判で、市消防局は1日、男性と和解が成立したと発表した。賠償額は80万円。
同局によると、12年2月23日、男性の母親が同市西蒲区の自宅玄関で倒れているのを知人が見つけ、西蒲消防署岩室出張所に電話で救急要請した。だが、同所職員は詳しい症状や場所を聞き取れず、救急隊を出動させなかったという。30分たっても救急車が来ないことから別の知人が再び同所に電話すると、職員は「119番するように」と指示。母親は119番通報で駆け付けた救急車で病院に搬送され、脳梗塞と診断された。
母親は翌13年1月24日、脳梗塞の後遺症のため死亡。同局は初動対応が不適切だったとして遺族に謝罪したが、男性は同年8月、新潟地裁に提訴していた。【真野敏幸】」
本件は私が担当した事案ではありません.おそらく死亡との因果関係は立証できないでしょうが,119番ではなく消防署に電話したにしても,対応ミスによって精神的苦痛をうけたはずで,和解は相当と思います.
谷直樹
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