最高裁,判事補91人採用
昨年と比べると,次のとおりです.括弧内は昨年の人数。
採用人数91人(101人)
女性38人(29人)
東大法科大学院出身者19人(17人)
予備試験合格者7人(12人)
67期1969人が,68期1766人と減少していますので,判事補採用人数も10人減少したものと思われます.判事補は途中で辞める人も少なくありませんので,毎年少なくとも100人は採用したほうがよいと思いますが...
全体が減少しているなかで女性の採用が増えています.91分の38ですが,裁判官の半数が女性になるように,判事補採用の半数が女性でよいと思います.
出身法科大学院別にみると,今年も東大法科大学院がトップで,人数も若干ですが増えています.
予備試験合格者からの採用は,減少しました.大手法律事務所が優秀な予備試験出身者の採用に積極的なためかもしれません.
医療訴訟は,裁判官3人の合議ですすみますが,まずは若い左陪席が記録を読んで検討のための要約メモを作成しますので,(裁判長のみならず)左陪席の判事補の役割が大きいのです.実際,左陪席が,事案と主張,証拠関係をどの程度どのように理解しているか,によって進行が違うように思います.
谷直樹
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