京都市立美術館,「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」


京都市立美術館で,10月4日(火)から12月4日(日)まで「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」展が開かれています.
先日見に行きましたが,何度見ても若冲は良いです.
地元京都でも若冲は人気で,それなりに混雑していましたが,東京よりは遥かに人が少なく,ゆっくり画を見ることができました.
狩野博幸氏の監修で,
Ⅰ障壁画,Ⅱ拓版画,Ⅲ花鳥Ⅰ,Ⅳ人物像,Ⅵ吉祥,Ⅶ花鳥Ⅱ,Ⅷ植物
で構成されていました.
鯉図も並べてみると共通点と相違がよく分かります.
いまさらですが,墨の濃淡,筆の技法を使い分けて動植物を描いていることがよくわかります.
果蔬涅槃図は,仏教では釈迦如来を二股大根で表現していたとのことで,大根=釈迦如来は若冲の独創ではないそうですが,弟子らもすべてを果蔬で表現したのはユニークで見事と思います.
谷直樹
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