後期研修を拒まれた医師が医療法人徳洲会と研修担当の医師2人を提訴(報道)

「出産への配慮がなく、研修医を続けられなかったとして、医師免許を持つ大阪府内の女性(31)が医療法人徳洲会と研修担当の医師2人に計3777万円の賠償を求め、大阪地裁に提訴した。18日に第1回口頭弁論があり、法人側は請求棄却を求めた。
訴状によると、女性は関西にある徳洲会系列の病院で2014年4月から2年間の予定で初期研修に入った。その後、15年5月の第2子出産の前後に約3カ月休業し、2カ月遅れの16年5月末に研修を終えた。
その後、専門医の資格取得のため、後期研修を希望したが、徳洲会側から特段の説明なく受け入れを拒まれたという。・・・」
前期研修医は、後期も同じ病院に勤務するとは限りません.
研修医の希望と医療機関の希望とのマッチング(医師臨床研修マッチング)で採用が決まります.都市部の人気病院は研修医の希望が多く、そうでない病院は希望が少ない、という傾向になります.
ただ、医師不足解消のためには、ワークライフバランスの実現が重要です.
報道の件は、判決となれば後期研修医採用についての裁判所の判断を示す先例となるでしょう.
谷直樹
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