弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

八尾市が仲介した預かり保育中のうつ伏せ寝窒息事故,4000万円で和解(報道)

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時事通信「乳児死亡、4000万円で和解=八尾市の預かり事業—大阪地裁」(2017年3月3日)は,次のとおり報じました.
 
「大阪府八尾市が仲介した預け先で当時5カ月の長女が心肺停止となりその後死亡したのは、うつぶせ寝が原因として、大阪府に住む両親が同市と預かった女性などに損害賠償を求めた訴訟は3日、大阪地裁(三木素子裁判長)で和解が成立した。女性が両親に和解金計4000万円を支払う内容で、女性は遺影に向かって謝罪したという。
 和解条項で八尾市は「今後、預かり保育中の子供の事故防止に努める」とされた。金銭支払い義務は盛り込まれなかったが、実際の和解金支払いは、市が契約していた保険会社が行うとみられる。」


報道の件は,私が担当したものではありません.
0歳児の死亡事故は,逸失利益,死亡慰謝料,葬儀関係費用等で約4000万円ですので,勝訴判決とほぼ同じ金額での和解と考えてよいとおもいます.


谷直樹

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by medical-law | 2017-03-04 09:56 | 司法