NPO法人患者の権利オンブズマン解散報告集会

平野瓦さんが基調講演を行い,福山美音子さん,有吉通泰さん,赤木健利さん,そして私がパネリストとして,それぞれお話をしました.
解散報告集会だというのに,かなりの人が集まり,故池永満先生がはじめた活動の意義を語り,いかにも残念そう,くやしそうでした.
「NPO法人患者の権利オンブズマン」は,故池永満先生が1999年に福岡に創設した市民団体です.
「患者の権利オンブズマン東京」は,故池永満先生がたびたび東京にきて,準備会を開き,2002年12月に創設した市民団体です.
二つの市民団体は,いわば兄弟団体です.
同じ理念の,しかも先輩である「NPO法人患者の権利オンブズマン」の解散は,「患者の権利オンブズマン東京」にとっても実に残念です.
「患者の権利オンブズマン東京」は,福岡の「NPO法人患者の権利オンブズマン」なきあと,患者の苦情を受ける唯一の民間の第三者機関として,いっそうがんばり,活動を続けていきます.
「患者の権利オンブズマン東京」は,会員数110名の市民団体です.
会の趣旨に賛同し,3000円の会費を払えば,誰でも賛助会員になれます.
研修を受けた市民相談員と法律専門相談員(弁護士)が,医療についての苦情面談相談(無料)を受けてきました.苦情面談相談は,弁護士の医療過誤相談とは異なります.患者の権利オンブズマン東京は,損害賠償を求めるための相談は受けていません,患者家族が自分で行動し,医療側と向かい合い,真摯な話し合いをするための相談です.
昨年は33件の苦情相談を受けました.
毎月第2、第4木曜日(但し8月第2週と12月第4週と祭日は休みです) の13:00~15:00の間,電話080-7700-1626で,市民相談員が予約電話を受付し,水曜または土曜に面談相談(無料)を行います.
なお,相談の性質が違いますし,事件集めと誤解されてもいけませんので,「患者の権利オンブズマン東京」の相談を受けた方については,谷直樹法律事務所では一切相談を受けないことにしています.
「患者の権利オンブズマン東京」は,今後いっそううがんばりますので,応援をお願いします.
谷直樹
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