『紫のアリス』

薄紫色のリボンが浮かぶプールで亡くなった江崎知美溺死事件の真相は?
柴田よしき氏のミステリー「紫のアリス」 (文春文庫)は,信用できない語り手(Unreliable narrator)池内紗季の視点から語られます.つまり読者は語られない事実を埋めなければなりません.しかも登場人物は全員怪しい.一筋縄ではいかない仕掛けがあります.
「紫のアリス」は,ルイス・キャロルとアガサ・クリスティへのオマージュのように思います.
谷直樹
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